六文銭の部屋へようこそ!

心に映りしよしなしごと書きとめどころ

2006-01-01から1年間の記事一覧

残り菊と六の時事川柳 06.12.31

正月というものが人為的かつ恣意的な区切りであることは十分承知している。 にもかかわらず、何か敬虔なものを感じてしまうのはなぜだろうか? 答えは意外と簡単だと思われる。 そもそも人間は、そうした人為的かつ恣意的なものの中に身を置くことによって人…

ケリとツグミと六の時事川柳 06.12.24

近くの田圃にケリが集まっていた。 この鳥、結構勇猛果敢で、近くを通りかかった者に鋭い警戒の鳴き声を浴びせ、ときとして頭上すれすれに飛んで威嚇したりする。 私も一度それをやられたことがある。まるでヒッチコックの映画みたいだった。 つがいでいるこ…

エコール・ド・パリと戦争

名古屋市美術館で開催中の、「巴里憧憬---エコール・ド・パリと日本の画家たち」を観る。(12/24まで) エコール・ド・パリといっても、その絵画に何ら共通する特色をもつものではない。それはそうだろう、このいわば「パリ派」ともいわれる画家たちは、出身…

小国民の思い出と六の時事川柳 06.12.17

六が国民学校へ入った頃、学校には忠魂碑と奉安殿というものがあった。 忠魂碑は、お国のために死んだ人たちの顕彰の碑で、奉安殿は天皇皇后のご真影(写真)と教育勅語が収められていた。 それらの前を通る時は、服装を正し、それぞれに最敬礼をしなければ…

冬の晴れ間のプロムナード・茜部

梅雨のような日々が続いていたが、昨15日は久々の好天であった。 いつもはバイ・バイスクールで出かける所用だが、暖かい日射しの中を歩くことにする。 所用をすませての帰り道、少し回り道をして、郊外の風情が残っているところを歩く。 かつて、奈良は東大…

中華料理店と憲兵隊員(戦後秘話)

ここんとこ少し堅い話が続いたので、オチでも付いた話を書こう。 といっても根が真面目(?)だから、その中には戦後の街の状況なども含むのだが・・ これは2,3年前、取材に行った中華料理のお店で聞いた実話である。 このお店、1945年の終戦すぐあとで開店…

「近未来」<通信>ではなく現実として・・。

かつて、というのは私の若い頃だが、近未来小説のバイブルといったら、ジョージ・オーウェルの『1984年』であった。 そこでは、当時のソ連など一般に全体主義国家をさらに徹底したようなディス・ユートピアが描かれ、行動の自由はむろん、内面の思想などまで…

「私」と「僕」& 六の時事川柳

日記などで、普通、私は「僕は」という言い方をしない。「私は」という。後者は、その発言を出来るだけ客観的に受け止めて欲しいという願望によると思われる。私の用法によれば、「僕は」というのは極めて私的な、それだけに自己告発的なものといえる。 言う…

『フラガール』と三つの炭鉱(やま)の物語

今年は、図らずも三つの炭鉱に関心を持つこととなりました。 その三つとは、三池、常磐、夕張で、現在ではその全てが閉山されています。 三井三池炭鉱については、熊谷博子監督が大牟田市に委託されて撮ったドキュメンタリー映画『三池 終わらない炭鉱(やま…

『百年恋歌』・イルミネーション・お湯わり

以下は、昨12月4日の出来事です。 映画の試写会に行く。 ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の『百年恋歌』(原題『最好的時光』)。 ひとりの監督による、三篇からなるオムニバス形式の作品だが、主演(スー・チー&チャン・チェン)も脇役も三作を通じて同…

水子供養と六の時事川柳 06.12.03

もう、先月になるが、琵琶湖に遊び、その帰途、湖東三山に寄った。 以下の写真は、そのうちの金剛輪寺と、その広い境内にある水子供養の無数の地蔵である。 全体に湿っぽい境内のうち、そこだけが妙に開けて明るかったのが、かえってもの悲しかった。 合掌。…

「暗」い「闇」と「音」。ウ~ン。

パソコンで文章を書くことが多くなったとはいえ、ノートをとって書を読んだりするせいもあって結構、手書きもする。 ご承知のように漢字は表意文字なので、書きながらその含意するところにふと注意が行ったりすることがある。 そして、そうであるからこそ、…

貧乏な庭のポリシー、または居直り

手入れされた庭園を観ることは嫌いではない。 しかしそれは自然ではない。 自然に素材を借りたオブジェである。 それが明確なのは西洋のシンメトリーな庭園である。 誰もあれを観て、「ああ、自然だなぁ」とは思わないだろう。 そこへゆくと日本庭園は、それ…

黄色い晩秋と映画のはしご

日曜日、名古屋へ行く。 いつもはJRだが、事情があって(などという大げさなものではなく、たまたま切符を貰ったから)名鉄(名古屋鉄道)で行く。 駅から、シネマテークに向かう道すがら、黄色い紅葉(?)を選んで撮ってみた。 最初のものは、高牟神社の銀…

貧相だが可愛い菊と六の時事川柳 06.11.26

わが家の菊です。いつの間にか居着いたようなものです。 気がついたら水をやるくらいでなんの手入れもしていません。 ですから、ご覧のように貧弱なくらいです。 でも毎年、ここに咲いたよと地味な黄色の花を付けるのが結構可愛いのです。 あまりゴージャス…

大野俊三…・得した同窓会

23日、高校の同窓会に出る。 同窓会といってもクラスや学年単位ではなく、かつて卒業した者全部を対象とし、しかも学校創立が100年を越えているから半端な人数ではない。 上は80歳以上から、下は卒業間もない私のような(?)人まで、おおよそ1,000人が集ま…

安倍政権の役割と教育基本法

安倍政権は小泉後継を表看板にしながら、実際にはかなり異質というべきである。 そこには、企業や銀行などの人事において、攻撃型の後には管理型、拡散型の後には収縮型という役割分担があるように、小泉氏と安倍氏の間にも、かなりの相違があり、しかもそれ…

落ち葉のラプソディ、あるいは帰還。

人々があげて紅葉を愛で、木々を見上げている折りに、足元から無粋な声を挙げるのもなんですが、私たちは、落ち葉です。それもほとんどが雨上がりの濡れ落ち葉。 この時期、私たちは嫌われます。邪険に箒で掻き集められ、燃やされたりします。 ところ構わず…

琵琶湖周遊と六の時事川柳 06.11.19

過日、雑誌の取材について行き琵琶湖に遊ぶ。 湖北へ行くほど、のんびりと時間が流れているようだ。 水のある風景が好きだ。 水鳥がいて、水面下では魚たちの営みがあって・・。 木之本からトンネルを抜けた近くのドライブインから。ポツンと見えるのは竹生…

【童話かな?】しろとシロと白

二匹の兄弟の犬がいました。 二匹とも、頭から尾の先まで真っ白でした。 (「尾も白い」などというつもりはありません) 兄の方の名前は「しろ」でした。 弟の方の名前は「シロ」でした。 こうして字にすると違いが分かりますが、音では区別が付きません。で…

猫と老人とアクアシティ

名古屋は納屋橋付近の、いかにも下町っぽいところでのスナップ。 猫がまるで対話に参加しているかのようで面白い。 猫「お婆さんが出かけるってんで付いてきたけど、またいつのもあのお爺さんとこか。もっとも二人とも、終戦直後ぐらいからの知り合いで、こ…

ブーニンが弾いたピアノと六の時事川柳 06.11.12

兼好法師は、よき友とは「ものくるるとも」と「くすし」、つまり、ものを呉れる奴と医者といっているが本当にそうだ。 私の友人で、某TV局の偉いさんがいて、彼からスタニスラフ・ブーニンのリサイタルのチケットをもらった。 それと同時に、主催者ならでは…

骨太映画『麦の穂をゆらす風』

久々に骨太な映画を観た。 ケン・ローチ監督の『麦の穂をゆらす風』である。 題名は、アイルランドに古くから歌い継がれる歌の一節であり、同時に、対英独立闘争を象徴する歌でもある。 舞台はそのアイルランド、1920年代の若者たちの闘いの日々を追う。 こ…

立冬・風邪治らず・戦争・モーニン(祈り)

立冬に風邪をひいてる生真面目さ 昨日の一句(川柳)です。私の律儀さをよく現しているでしょう(笑)。 でも、たかが風邪ぐらいでじっとしている六ではありません。 岐阜駅の構内から直接行けるハートフルセンターへ出かけました。 下の写真は岐阜駅を南か…

秋・風邪・六の時事川柳 06.11.6

午前中、ある勉強会に出る。 のどが痛い、寒気がする、久しぶりの風邪の症状。 これをひかないために馬鹿をやって来たのに、早起きしてお勉強会になんか出るからいけないんだ。 午後から薬を買いに行く。女性の店員さんがどんな症状ですかといろいろ尋ねる。…

六の絵日記・晩秋の過ごし方?

●以下は、11月2日の出来事です。 愛車、ブリジストンをかって岐阜駅へ。 田圃の一隅で雀たちの大集会。晩秋を思わせる風景だ。 いつも通る豪邸のガレージ。名前も知らない外車が並んでいる。 どのプレートも「1」であることにご注目。 ちなみにこの豪邸関係…

ブラックジョークと「美しい日本」

<その1> スターリニズム支配下の東欧。 午後10時以降の外出は禁止されている。それ以後街頭に居る者は問答無用射殺、ということで、二人組の兵士がパトロールを開始している。 時刻は9時50分、人々は家路を急ぐ。 そのうち一人の兵士が銃を構えたかとおも…

六の絵日記・ジャズを聴く

例によってブリジストンの自家用車で岐阜駅に到着。 秋晴れの快い日射しにホームも光っている。 豊橋行き普通列車に乗る。快速もあるが、急がない時は普通に乗る。岐阜発でゆっくり座って本など読めるからだ。 それに到着時間も僅か7分違うだけだ。 平日とあ…

水仙の芽吹きと六の時事川柳 06.10.29

ふと気付くと、この間発見したわが家の水仙の芽が、もうかなり伸びているのでありました。 いつ頃花が咲くのでしょう。 ろくに世界史を学ばなかった子らが、大学入試に臨む頃でしょうか。ホラ、スイセン入学ってあるじゃないですか。 え?くだらない洒落です…

世界史を教えないこととトンデモ本

以下は、富山県で発覚し、今や全国に波及しようとしている高校においてのカリキュラム偽造事件について、ネット上で友人と交わした意見の一部を編集したものです。 ============================ マスコミ報道など見ていると、…