六文銭の部屋へようこそ!

心に映りしよしなしごと書きとめどころ

2013-01-01から1年間の記事一覧

おせち 作:六文錢

おせちができた。・酢蓮根・金柑シロップ煮・きんぴら牛蒡・百合根・たつくり・川海老・野菜五目煮〆(里芋、人参、蓮根、牛蒡、干椎茸)・玉子巻き・蕪千枚漬け 他に牛肉たたき、鴨と野菜のマリネ-を用意。クワイが抜けたのは残念。

年の終わりに 時間を観る

飛花落葉、時は流れてついに大晦日となりました。 物理学や哲学の世界では「時間論」などがいろいろと取り上げられるようですが、私たち市井の人間にとっては、「時間とは、なかったものが現れたり、逆にあったものがなくなったりすること」と考えるとわかり…

映画『永遠の0』と戦争・特攻、そしてVFX(視覚効果)

この映画に、VFX (Visual Effects 視覚効果)のスタッフとして関わった人からチケットをプレゼントされました。早速、どんな映画かを予めチェックしてみました。 原作は百田尚樹の同名の小説で、この本、関連図書を含めると450万部の大ベストセラーで、しか…

琉球処分のリアル・ポリティックスについて

「お前ら、ゴチャゴチャ言ったところで所詮は基地のおかげで食ってるんだろう。だったら文句は言うなよ」「ゴチャゴチャ言うのは、ようするに、助成金や振興資金という名目の銭がほしくてそれをつり上げるためだろう。そんなの一種のたかりじゃないか」 これ…

「こころの旅」と青春像とストーカー、そして落日

冬の午後は短い。昼食を終えて一休みし、さてっと腰を上げ自分のデスクに陣取ったものの、さしたることもしないうちにもう辺りが薄暗くなってくる。今頃がいちばん日が短いのだからしょうがないといえばそれまでだが。 随分前だが、Book Offで神谷美恵子著作…

中途覚醒と図書館とマーケット

私の、本来、快きはずの睡眠のさなかに、中途覚醒という黒い時間を差し挟むのはよしてほしいものだ。 それは不意にやってくる。 ちょっとした寝返り、咳、小用等によって中断された眠りは、次に続く睡眠によって継続されるべきなのだが、それが巧くゆかない…

『ライオンの花嫁』 シューマン&シャミッソー

パソコンのディスクトップが煩雑なので、少し整理をと思っていたら、『ライオンの花嫁』というフォルダが出てきた。もちろん心当たりはある。 昨年の今頃、あるところでの発表のためシューマンについて懸命に勉強していて出会った彼の歌曲の詩の一編なのだが…

「カレー屋さん?」それでもいいか・・・。そうしておこう。

カレーをつくろうとして紙袋に玉ねぎやら人参やらじゃが芋を詰めたのをふたつ抱えて歩いていると、若い娘が短パン姿で柔軟体操をしていた。とても健康で明るそうなので、つい、「ほらほら、もっと足を伸ばして」といってしまった。若い娘は「アハハ」と笑っ…

今年の漢字、「輪」って実感ありますか?

毎年、今頃に発表される「今年の漢字」、今年は「輪」だそうです。 日本漢字能力検定協会(数年前には背任横領などのトラブルが発覚)というところのキャンペーン行事だそうですから、とくに権威云々という話ではないでしょう。 私の場合、毎年、横目でちら…

「嘘」と「ほんとう」のはざまでのコミュニケーション

嘘をつくということは人間にのみ可能なことです。 それは、ウソには言葉や記号が必要だからです。 動物も嘘をつくという見方もあります。例えば昆虫などの擬態を指してのことです。 しかし、これは人間があとからとってつけた目的論的な考え方のたまものでし…

笑っちゃうよね 肋骨が2本折れてたんだって

病気の話は老人専科で嫌われるもとなのは重々承知。 転倒したのは数日前。打ったのは左半身。 その折はなんともなかったのが、睡眠中の寝返り時に激痛。 翌日病院へ走る。 出迎えたのは、たまたまその医院の担当医が留守で、大学病院から出張の若い医師。 痛…

書かずもがなの愚痴と半径五メートルの紅葉

転倒をして肋骨を強打。 その折はなんともなく、帰宅して風呂へも入り、PCをいじってから就寝。 寝返りをうとうとしたら激痛。睡眠もままならず朝まで悶々と。 翌日外科へ。 そのように数時間を経過して痛みが出るのは、肋骨の損傷ではなくて打撲だとのこと…

【チャレンジ】短歌もどき試作 十三首

ほとんどはじめての試みです。写真は、12月3日、夕暮れ時。 ふたたびは逢うか逢わぬかやじろべえ傾く方から一歩退く ハンカチの対角線にある寡黙時間がコトリ落ちゆく波紋 気が抜けたビールのように笑えますほろ苦き澱咀嚼しながら 沈黙のかたちを満たすコッ…

半径300メートルの紅葉とあの少年の日

貸したCDに添えられていた紅葉 私の窓辺の桑 今年の秋口、いきなり急性気管支炎を患い高熱を出して入院する破目になったので、いくぶん臆病になったせいか遠出をして紅葉を見に出かけることなく秋が終わってしまった。 今年の紅葉は綺麗だったという評価を聞…

「在特会」を考える  21世紀の「モッブ」?

「在特会」、正確には「在日特権を許さない市民の会」といいます。 この集団をとみに有名にしたのに、彼らの発するいわゆるヘイトスピーチがあります。在日に対して「出てゆけ!」「消えろ!」はまだしもましな方で、「死ね!」「殺せ!」も日常茶飯事なのは…

ハンナ・アーレントと「高度な客観性」、そして思考すること

映画『ハンナ・アーレント』(監督・脚本:マルガレーテ・フォン・トロッタ)を観ました。 予告編などで想像したとおり、ユダヤ人虐殺に深く関わったナチスの高官・アイヒマンの裁判を傍聴しその記事を書いた彼女の『イェルサレムのアイヒマン』(最初は雑誌…

川合玉堂展を見る なぜか惹かれるんです

先月、ルドン展を見た岐阜県美術館へ、今度は川合玉堂を見に行った。 川合玉堂は好きな画家である。 端正で明解な線を多用しながらも、どこかに暖かみがある。 村落や里山、そして深山などを描きながらも、点描としての人や荷馬、そして牛などが配されていて…

一つの世代の終わり 叔父の葬儀に際して

叔父が亡くなって葬儀に出た。 母の兄弟姉妹の末っ子であった。 その兄弟姉妹というのは成人しただけで10人で、母はその真中ぐらいだったが4年前に亡くなっている。 そして、今回の叔父の死去で10人のすべてが世を去ったことになる。 ちなみに、亡くなった叔…

これだけ出揃うとやはり「狼は来る!」

【若い人たちへ】いささか長文ですがこれは読んで下さい。 私のようにものごころついた頃は戦争で、疎開をしたり空襲で命からがら逃げ惑ったりした老人は、往時の経験がこびりついています。 敗戦時、国民学校一年生だった私は、校舎を焼かれ、お寺の本堂が…

映画のハシゴ はずさないで下さいね。

久々に映画のハシゴをした。 そのつもりで行ったわけではない。 計らずもそうなってしまったのだ。 最近の映画館の上映時間などは煩雑でわかりにくい。 名古屋へ出た某日、前からマークしていた映画を観るべく、それまで話していた人たちと袖を分かって息せ…

「ひとりでいるときはよ~」 閑居と不善に関する考察

*写真は本文と関係ありません。「黄昏る街」 けっこう自己顕示欲が旺盛で誰にも相手にされないと寂しいくせに、それとは矛盾するようだが、ひとりでいるときが好きだ。 単純に、自分が自分の王様でいられるからだろう。 ひとりでいるときは、かなり際どいこ…

当世「一攫千金術」に関しての考察 あなたならどうする?

昨日のことです。 村上(春樹ではありません)と名乗る男から5回にわたって以下の様なメールが送られてきました。 ================================= 私は現在 台湾の現地 法人の代表を務めておりま す。 震災時にも台湾…

「今日は何曜日?」 老いの免許証更新をレポートする

免許証の更新に行ってきました。 2,500円かかりました。しかし、その前に、義務付けられている高齢者講習なるもので6,000円をとられていますので、かなりの出費です。 誕生日はもう過ぎているのですが、実はこの事前の高齢者講習の申し込みを忘れていて、遅…

映画『デンデラ』 老婆軍団とヒグマの壮絶な戦いが意味するものは?

さて、前回は私の歯の話から今村昌平の映画、『楢山節考』でおりん婆さんが自分の歯を石で砕く話をしましたが、あれを演じた坂本スミ子さんの役への入れ込みはすごかったようで、実際に前歯を4本ほど人工的に削ったようですね。その後、インプラントで補った…

私の歯と『楢山節考』と『デンデラ』

私は年の割に歯が丈夫です。若い折は、アサリを殻ごと食べることができるかどうかで賭けをし、見事、勝ったりしたこともあります。もちろん昨今はそんな無茶なことはしません。 ただし、若さにかまけ、人の下宿を泊まり歩いていてろくすっぽ歯も磨かなかった…

かつての「明治節」にちなんで

若い人には馴染みがないだろうが、かつては天皇誕生日は「天長節」という祝日だった。明治時代においては11月3日が「天長節」であった。明治天皇の誕生日が11月3日だったからである。 私の物心がついたときは昭和期であったから天長節は昭和天皇の誕生日、4…

み~ろよ、青い空~、し~ろい雲~

突き抜けるような秋の青い空とそこにたなびく雲に出会ったりすると、つい思い出す歌がある。 こちらの機嫌がいい場合など、おもわず口ずさんだりもする。 植木等(1926-2007)の「だまって俺について来い」だ。 この歌の一番にある「みろよ 青い空 白い雲」…

あなたな何を? 10年前の世相から・・・。

以下はちょうど10年前に私があるミニコミ紙に書いた時事川柳入りの落語のようなものです。あんまり今と世相は変わっていませんね。 後半に出てくる自民党の総裁選挙ですが、「ライオンと亀」というのは小泉氏と亀井静香氏のことです。「橋下さんち」とあるの…

死が日常だった時代から四分の三世紀を生き延びて

ついに四分の三世紀、つまり75年を生きてしまった。 もちろん、この国の平均寿命からしたら珍しくもなんともない。 私がものごころついた頃、この国では多くの人たちが死んだ。 戦地では荒唐無稽ともいえる作戦のなか、無数の兵士たちが戦死した(その中には…

【ある奇跡】ツマグロヒョウモンとの戯れ

所用の帰りに、とある家の敷地にある黄色っぽい花の上で、その翅を閉じたり開いたりしている蝶を見かけた。 世界中の熱帯や亜熱帯に生息する蝶で、さほど珍しくはないのだが、近年は個体数が減っているのか、そんなに頻繁に見かけることはない。 写真に収め…