六文銭の部屋へようこそ!

心に映りしよしなしごと書きとめどころ

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

不安の中で見出す希望、あるいは不安ゆえに見出す希望「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」を観る

「キネ旬」のベストテンに特に権威を感じているわけではない。ただし、映画の好きな人たちがどんな映画に好感をもったかには興味がある。 昨年はあまり本数を観なかったが、洋画部門では4本がキネ旬のベストテンと一致していたことはすでに述べた(1、2、…

戦後をリードしてきた俳人、金子兜太さん逝く!

先般、時事通信社がフライイングでその死去を報じてしまった俳人の金子兜太さん、どうかず~っと嘘のままでいてほしいと思っていたが、とうとう本当になってしまった。 俳句は門外漢の私だが、金子さんの花鳥風月に留めない状況と切り結ぶありようが印象的だ…

【私の初体験】「ザショウ」と「大幅変更」 藤村実穂子コンサート

藤村実穂子は国際的なメゾソプラノの歌手である。 国際的といっても世界の檜舞台で歌ったことがあるとか、たまたま日本人であるために「蝶々夫人」に抜擢されたといったたぐいではない。 彼女の活動の本拠地は欧米であり、オーストリアのグラーツ(日本でい…

徳山ダム、90歳からのクラシック、そして「おいしい田舎料理」

大牧冨士夫さんは私も参加していた文芸同人誌『遊民』の同人で、私のちょうど10年先輩の1928年生まれ、過ぐる戦争の折には、少年通信兵として兵役を経験されている。 その他、波乱に富んだ経歴をお送りになってきたのだが、私にとって関心が深いのは、現在日…

アルマーニを着せる「教育」について考える

東京の泰明小学校が、その標準服にアルマーニというブランド物を選び、その高額さとともにその是非が話題になっている。どういうことなのだろうと当事者の言い分を探していたら、その標準服を採用した件につき、和田利次校長が父兄に向けたという説明文を見…

【失敗の哲学】もう失敗は許されない・・・けど失敗する私のために

失敗は許されないというのは一般論ではない。一般的にいえば失敗は取り戻せばいいだけだ。 若い頃には私も失敗だらけの人生を送ってきた。というか、私の人生、失敗によってできているといってよい。身体のどこを切っても、失敗という血潮が吹き出すほどだ。…

破砕・裁断されるものたち  〈貨幣〉の前での〈もの〉と〈ひと〉

2月4日付の私の記事は、節分で売れ残った、あるいは売れないと判断された太巻き寿司が、節分当日の午後にはもう破砕機にかけられていることへ言及したものだったが、それについて、ドイツに居る私の友人からメールで以下のような感想が届いた。 「確かに日本…

売り場で日の目もみないうちに破砕機に!あゝ、この合理性!

まったくバカげた風習だと思う。いや、風習というか、それに乗じた商戦の問題なのだが。 昨日、私がいつものスーパーへ着いたのは午後5時半頃だった。例の太巻き寿司が寿司のコーナーにはもちろん、特設コーナーにも仰々しく並べられていた。そればかりでは…

この歳になって恥ずかしいことだろうか?洗面台に咲く赤い花!

今朝はほんとうに驚いた。顔を洗っていたら洗面台に色鮮やかな赤い花が一輪また一輪と次々に咲いてゆく。 はて面妖な、と思って見るとその赤い花は私の鼻から滴り落ちている紛れもない鼻血。エッ!鼻血なんて子供の頃以来出したことがないのに。しかも止まら…

スメタナの音楽と聴覚障害、そして梅毒

ベドルジフ・スメタナ(1824年3月2日 - 1884年5月12日)はチェコ国民音楽の父と言われている。 彼の時代のボヘミア(今のチェコ)は、オーストリー=ハンガリー帝国の領土内であり、独立した国家ではなかった。だから、スメタナはその独立を願いながら、音楽…